お客様各位
【2月1日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=146円88銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:38,150.3(-317.01)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:8513.0(+51)
②午後売:8567.0
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:3.9025(-0.004)
④金:2048.4(+16.9)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤75.85(-1.97)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1300円
②ロンドン午後:1310円
③N.Y. : 1310円
※ニューヨーク為替引値(円)
146.88-146.91(0.72円高-0.7円高)
【1月31日:昨日の状況】
※国内銅建値1300円 (1月29日より+20円)
《財務省輸出通関統計12月》
※月一恒例、日刊市況通信社より提供頂きます、財務省の輸
出通関統計2023年12月の速報です。
日本から海外へ輸出される銅・真鍮など銅系スクラップの数
量となります。
【①数量】
※月間数量推移は以下のとおりです。
12月は合計40,562(★) 前月36,780トンに比べ、プラス
3,782トンでした。
過去1年間の推移は以下の通りです。(下に行くほど新しい
情報です)
2023年
1月:15,503
2月:24,747
3月:36,182
4月:30,205
5月:30,687
6月:30,056
7月:34,097
8月:30,213
9月:33,937
10月:32,005
11月:36,780
12月:40,562 ★
【②国別数量】
※2023年12月の一カ月間に日本→どの国に輸出されたかの
数量です。( )内は前月の数量比。
数量の多い上位国だけを列挙します。
尚、中国は付き物のある雑品・雑線の輸入を禁止している
為、他国向けとは異なりクリーンな銅・真鍮だけの数量と
なります(裏を返すと他の国へは雑線・雑品も含まれるこ
とになります)。
1位:中国 32,314 (+2,171)
2位:マレーシア 4,187 (+1,496)
3位:韓国 2,066 (+104)
4位:台湾 789 (+322)
5位:タイ 429 (+493)
【③コメント】
※先月も30,000トンを超えていた中国向け、12月は更に増
えて32,000トンを超えました。これは日本からの輸出総量
が40,000トンを超えたことよりインパクトのあるニュース
です。
※過去2019年末・2020年初に中国が「銅・アルミ・真鍮
スクラップは製品」と位置付けたとき、瞬間最大風速で
33,000トンをつけたことがあったらしいですが、それに迫
る勢い。
※2023年12月より中国の通関条件が緩和されると発表さ
れ、それに乗っかった形で、日本国内業者がこぞって輸出
をしたと予想されます。
※今のところ通関方法が劇的に「何か変わったわけではな
い」ですが、中国側の「買いたい!」というメッセージに、
そのまま日本側が答えた形。
※中国は、もうすぐ春節休暇に入る為、2024年1月、2月
は、それほどまでには数量が増えないと予想しますが、春
節明け3月は、また大増量となるのでは?
※リサイクル環境推進部会でも資源ナショナリズムの観点
から、ただ単に中国に流れていいのか?と議論になります
が、いまのところ「打つ手ナシ」という感じです。
※雑線(ヤード持込):【1月31日現在】
【1】ワイヤーハーネス:450円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):430円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):360円前後
【4】雑線B :260-290円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】
以上